東京タロット美術館 開館5周年特別イベント
ACROSS BORDERS
2026年10月15日(木)~10月18日(日)
この節目を記念して、10月15日(木)から18日(日)までの4日間、5周年記念イベント「ACROSS BORDERS」を開催いたします。
タロットは、長い歴史のなかで国や地域を越えて受け継がれ、さまざまな文化や思想、芸術、そして人々の想像力と出会いながら、その姿を変えてきました。
今回のイベントでは、美術史を背景に、タロットと占術カードの歴史・文化・実践を横断して探究する研究者であり、著者、タロットリーダー、講師としても活動する、Laetitia Barbier(レティシア・バルビエ)を東京タロット美術館に迎えます。さらに、半世紀以上にわたりタロットの研究・教育を牽引してきた世界的な研究家・著者 Mary K. Greer(メアリー・K・グリア)、タロットを独自の物語世界へと展開するマルチメディア・アーティスト Andrea Aste(アンドレア・アステ)がオンラインで参加します。
また、東京タロット美術館が日本語監修を務めるドキュメンタリー作品『タロットに隠された物語 ーTarocchi e Raccontiー』の一部を初上映いたします。
研究、実践、美術、創作、映像――それぞれ異なる場所からタロットと向き合ってきたゲストたちとともに、講演やワークショップ、タロットセッション、参加者同士のリーディングイベント、映像作品の上映とトークを通して、タロットを文化、芸術、物語、そして人と人をつなぐものとして多角的に見つめる4日間です。
国や言語、時代や文化、現実と想像、他者と自分――さまざまな境界を越えて、タロットを通して新たな出会いと対話が生まれることを願って。
これまで東京タロット美術館を支えてくださった皆さまへの感謝とともに、新たな5年へ向かう特別な時間をお届けします。
/東京タロット美術館
10:00–16:00
フランス出身、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する研究者であり、プロフェッショナル・タロットリーダーでもあるレティシア・バルビエ氏による、1対1のプライベートセッション。
美術史やタロット、占術カードの歴史と象徴への深い知識を背景に、一方的に「答えを告げる」のではなく、相談者との対話を大切にしながら、その人の問いや状況に合わせてカードを読み解いていきます。
1セッション 40分/通訳付き
「ACROSS BORDERS ― 五つのアルカナでめぐる、世界のその先へ
― プラントベースの美食コース」
18:30-20:30
「ACROSS BORDERS」をテーマに5枚のカードを5皿のヴィーガン料理で表現します。
レティシア・バルビエによるワンカードのリーディングつき
/東京タロット美術館
10:00–16:00
フランス出身、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する研究者であり、プロフェッショナル・タロットリーダーでもあるレティシア・バルビエ氏による、1対1のプライベートセッション。
美術史やタロット、占術カードの歴史と象徴への深い知識を背景に、一方的に「答えを告げる」のではなく、相談者との対話を大切にしながら、その人の問いや状況に合わせてカードを読み解いていきます。
1セッション 40分/通訳付き
/東京タロット美術館
11:00–17:00 DAY -WITH GRATITUDE~感謝を込めて(当日時間内入館無料)
18:00–20:30 NIGHT-IN CELEBRATION~祝祭の夜(PARTY※予約制)
5周年メインイベントの、その前日。
感謝を伝える昼と、一緒に祝う夜。
いつもとは少し違う東京タロット美術館で皆さまをお待ちしています。
※11:00–17:00のフリー入館は事前のご予約は不要です。時間内に東京タロット美術館までお越しください。
会場:ヒューリックホール&カンファレンス浅草橋
「答えのない時代に、タロットと生きる」
Living with Tarot in an Age Without Answers
10:00~10:50
5周年記念イベントの基調講演として、館長・佐藤元泰が「答えのない時代に、タロットとどう生きるか」を問い直します。東京タロット美術館がこの5年間で考えてきたこと、そしてタロット文化の未来を語ります。
「イコノマンシー:美術史家のようにタロットを読む
― 図像から読み解く実践リーディング ―」
Iconomancy: Reading Tarot Like an Art Historian
11:10~13:10
美術史や図像学の視点から、カードに描かれた構図、視線、しぐさ、人物同士の関係性、比喩や寓意などを観察し、イメージそのものがどのように物語や意味を伝えているのかを読み解きます。
中世美術やルネサンス絵画、エジプト美術、印象派から現代美術まで、さまざまな時代と文化の表現を手がかりに、「なぜこの人物はここを見ているのか」「この配置は何を語っているのか」といった視覚的な問いからカードを読み進めていきます。
バルビエ氏ならではの美術史的なまなざしを通して、カードをより深く「見る」ことから、新たな読み方を身につける実践講座です。
「カードを読むという儀式 ― リーディングに神聖さを取り戻す」
The Deliberate Oracle: Re-Sacralizing the Ritual of Reading Cards
14:30~17:30
リーディングに唯一の正解はありません。カードを読む前に、どんな空間をつくるのか。どのデッキを選び、どんな問いを立て、どのようにスプレッドを組み、どうリーディングを終えるのか。
このワークショップでは、普段は無意識に行っている一連のプロセスを、一つひとつ意識的に見直していきます。
目指すのは、決められた作法に従うことではなく、自分自身のリーディングにとって何が大切なのかを見つめ直すこと。
参加者それぞれの習慣や個人的な「儀式」も共有しながら、カードを読むという行為そのものに、あらためて意識と意図を取り戻していく参加型ワークショップです。
18:30~20:30
グループで行うリーディングワーク。
カードをつなぎ、物語をつなぐ。タロットを愛する人たちが集い、それぞれの物語を分かち合う一夜限りのギャザリングです。
初心者の方には、「意味を知らなくても、自分にもカードを読むことができた」という最初の体験を。長くタロットに親しんできた方には、知識や技術から少し離れ、これまで気づかなかったカードの表情に出会う時間を。
必要なのは、カードを見て、感じて、自分の言葉で話してみようという気持ちだけ。タロットを通して、自分の中にある答えや物語に耳を澄ませ、ときには誰かの物語にも耳を傾ける。それぞれの読みが交わる、参加型のタロット体験です。
会場:東京タロット美術館
「タロットの現在地」
Tarot Now: Where We Are, Where We’re Going
10:00~10:20
世界各地で、タロットはいまどのように読まれ、語られ、受け継がれているのでしょうか。
メアリー・K・グリア、レティシア・バルビエ、佐藤元泰が、それぞれの視点から、各地のタロット事情や近年の変化、現代におけるタロットの役割について自由に言葉を交わします。国や立場を越えて、タロットの「いま」とこれからを見つめるオープニングトークです。
「対話するタロット ― 内なる答えに出会うリーディング ―」
Becoming a Tarot ‘Midwife of the Soul’
10:30~12:00
世界的なタロット研究家・著者として長年にわたりタロットを伝えてきたメアリー・K・グリアによるオンライン特別講座。
「答えを与える」のではなく、問いかけを通して、相談者の内側にある知恵や答えが生まれてくるのを助ける——。メアリー・K・グリアが自身の経験から育んできたアプローチを、ワークを通して体験する実践講座です。
※メアリー・K・グリア氏はオンライン出演です。会場ではスクリーンを通してリアルタイムでご参加いただき、日本語通訳もその場で行います。質問の際も通訳を介して直接やり取りが可能です。当日はレティシア・バルビエ氏、館長・佐藤元泰も会場にて皆さまをお迎えします。
「占術カードの驚異の小部屋 ― Card Divination: A Cabinet of Curious Decks ―」
13:00~15:00
19世紀から20世紀初頭、機械印刷や商業流通の発達とともに、占いカードは広く人々の手に届くようになり、奇妙で美しく、驚くほど独創的なデッキが数多く生み出されました。
美術史や図像学を背景に、タロットや占術カードの歴史と視覚文化を研究するレティシア・バルビエ氏が、フランスを中心に、イギリス、アメリカ、イタリア、ドイツの珍しい占いカードを紹介します。秘教思想や占星術、複雑な象徴を秘めたデッキから、遊び心あふれる大衆的なカードまで――小さなカードの中に広がる「驚異の小部屋」を覗きながら、占いカードが身近な予言の道具であると同時に、大衆芸術として花開いていった歴史をたどります。
Tarot: A Path of Enlightenment
Art, Philosophy, Magic
タロットを生み出すということ ― アーティストが語る、創作と想像力の世界
15:10~15:50
タロットが、芸術や想像力、自己発見のための「言語」になったとき、そこにはどんな表現が生まれるのでしょうか。
アーティストとしてタロットやオラクルデッキを生み出してきたアステ氏が、自身の歩みを振り返りながら、創作や出版のプロセス、ヨーロッパのタロットシーン、そしてタロットを自身の芸術言語として育ててきた経験について語ります。
アーティストや、これからオリジナルのカード作品を作ってみたい人にも、新たな視点を開くトークです。
※アンドレア・アステ氏はオンライン出演です。会場ではスクリーンを通してリアルタイムでご参加いただき、日本語通訳もその場で行います。質問の際も通訳を介して直接やり取りが可能です。当日はレティシア・バルビエ氏、館長・佐藤元泰も会場にて皆さまをお迎えします。
■「タロットに隠された物語 ーTarocchi e Raccontiー」上映&トーク
16:00~16:50
タロットをめぐる人々と文化を映像で記録するドキュメンタリー作品『Tarocchi e Racconti(Tales of Tarot)』の一部を上映。
日本語監修を務める東京タロット美術館での記念すべき初上映です。
上映後は館長・佐藤元泰が作品についてお話しします。監督レオナルド・ロヴァーニ氏からのメッセージも予定しています。

約60年にわたりタロットの研究・実践・教育に携わる著者、リーダー、研究者、講師。1984年刊行の『Tarot for Your Self』は、タロットを自己探究に用いる実践に大きな影響を与えた。パメラ・コールマン・スミスの生涯や、タロットカードの意味・象徴の歴史的発展についても研究・執筆を続け、現在は世界各地で体験型のタロット講座を行っている。

フランス出身、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する研究者、タロットリーダー兼講師。パリ・ソルボンヌ大学で美術史を学び、タロットや占術カードを美術史、図像、民俗文化、占いの実践など幅広い視点から探究している。著書に「タロットと占術カードの世界:起源から21世紀まで」(原書房)がある。『Camena Tarot』の共同制作者でもあり、世界各地で講演やワークショップ、リーディングを行っている。

マルチメディア・アーティスト、著者。作品はヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ、パリ、ロンドン、トリノなど世界各地の美術館やギャラリーで紹介されている。「魔術とは想像力の科学である」という考えを軸に、独自のタロット世界を創作。『The Tarot of Crossed Destinies』『The Book of Shadows』『The Tarot of Light and Shadow』『Oracolarium』など、数々のタロット/オラクル作品を手がけている。
ローマを拠点に活動する映像作家。文化史と物語性を融合したドキュメンタリー作品を手がける。『タロットに隠された物語 ーTarocchi e Raccontiー』では、イタリアの第一線の研究者たちとともに、タロットの歴史と象徴を全12話で描く。2026年、同作はオーストリアのHISTORY International Film Festivalに選出された。
東京タロット美術館 館長

獨協大学外国語学部卒業、青山学院大学大学院修了。
総合商社、外資系経営コンサルティング会社などを経て、事業再生コンサルティング会社を経営。大学講師、哲学対話ファシリテーター、自然療法家としても活動する。
家業であるニチユー株式会社を通じ、幼少期からタロットカードに囲まれて育つ。2021年、東京タロット美術館館長に就任。
現在は、タロットを芸術・哲学・象徴をつなぐ文化として捉え、人と自己、そして世界との対話をひらく活動を国内外で展開している。
| 日時 | 2026年10月15日(木)~10月18日(日) |
|---|---|
| 場所 | プログラムにより会場が異なります。 詳しくは各お申し込みページにてご確認ください。 |
| お申し込み方法 | お申し込み・詳細については、各リンクよりご確認ください。 |
| その他 | ※外国語でのプログラムには通訳が付きます。 ※開催時間・出演者・プログラムは変更となる場合があります。 |